昭和一桁世代ゆえ【もったいない精神でゴミ屋敷】になっていた実家に、横浜のマンションを引き揚げて荷物を搬入した私たち家族だが
ゴミ屋敷と化していた実家の片付けも2週間が過ぎた。
酷暑の日中は避けて短時間ずつとは言え、ようやく峠を越えた感じがしている。
やれやれ┐(-。ー;)┌
そう言えば、今から十数年前、義母が亡くなった時、家人の実家を片付けたのだが、その時はもっと荷物が多かった。
家人は義母が40歳の時に生まれたのだが
義母は大正十五年生まれだったせいか、昭和一桁生まれの私の両親よりもったいない精神が強く
何でも押し入れに綺麗に整理して溜め込んでいた。
それは一種、宝の山でもあった。実際、段ボール箱の中から時々、銀行や郵便局の封筒に入った現金が十万円単位で出てきたのだ。
そんなこんなで、家人の実家の片付けはいちいち荷物の中身を吟味する必要があり、今より困難だった。
その後、義母より4つ年下の義父が独居したのだが、義父が亡くなった後片付けの時も荷物は結構あった。
今回で、私たち家族は実家の片付けも三度目となるが、毎回ご苦労様なこと。
われわれの親世代の【もったいない精神】は高度成長社会を支える精神文化だったと思うが
われわれ子供世代には、この精神のせいで親の死後、ゴミ屋敷の片付けという負の遺産が残されたとも感じられる。
同世代の方々のご苦労も察してあまりない。
われわれの子供世代の中に、ミニマリズムという必要最小限の物に囲まれた、身軽でシンプルな生活をモットーとする人たちがいるのも頷ける。
行き過ぎた物質社会から精神世界に価値観がシフトしている証拠なのかも知れない。
今夏の猛暑にはさすがに抗えないので
今のところ、コツコツとゴミを捨てては、できるだけシンプルな生活にシフトしたいと思う。
ミニマリズムは精神世界に価値観がシフトしている証拠かも知れない
- アンジュ翠みどり
- 2019/08/20 (Tue) 01:16:10