握りしめた 失わぬようにと
私には過去のトラウマがある。
しかし、その苦痛の記憶は、私が頑な(かたくな)に執着(しゅうちゃく)している、
歪んだ(ゆがんだ)解釈(かいしゃく)であり、真実ではない。

私が過去について、その解釈を頑なに信じている限り、
それは私の心の中の暗く重い「訂正不可能(ていせいふかのう)な罪」として、
私自身の心に耐え難い(たえがたい)不快感を延々(えんえん)ともたらす。

真実は、過去について、そのような罪を信じているのは私だけだということ。

被害者意識でそれを「世界の唯一(ゆいいつ)の解釈」にしてしまい、
ただその頑固(がんこ)さだけが、心の中に罪を保持している。

「握りしめた 失わぬようにと」

その心の中の執着を、ただ手放す(てばなす)だけで、
いとも簡単に別の解釈ができると気付くことができる。

相手を赦す(ゆるす)ことで、同時に私自身が赦され(ゆるされ)、
私自身の心を縛り付けて(しばりつけて)いた、
暗く重い罪悪の苦しみは全て解き放たれる(ときはなたれる)。
  • エンジェル・ダスト
  • 2025/11/21 (Fri) 02:57:49

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