自分についてのネットのSNSの誹謗中傷を見る時、
見えているそのまんまに判断するなら、誹謗中傷を書いた人が悪い、と考えるのが普通だろう。
しかし、ここで解釈(かいしゃく)の訂正が必要になる。
私が誹謗中傷を見る時、実はその誹謗中傷と全く同じものが私の内側にある。
そして真の有害性はその内側の心の闇から生じる(しょうじる)。
私は酷い経験をしたと苦情を言うが、
同時に私の内側に、同じくらい酷い性質を持った直視(ちょくし)したくない深い心の闇がある。
「映写機(えいしゃき)である心の闇」が「スクリーンである世界」に投影(とうえい)されて映し出されて、
自分に対する誹謗中傷という形となって見えている。
したがって誹謗中傷を見て腹が立つ本当の原因は、
「スクリーンである世界」ではなく「映写機である自分の心の闇」の方にある。
見えている世界の他者を赦す(ゆるす)ことが、
映写機である自分の心の闇の投影力(とうえいりょく)を消し去ってくれる。
【この世界にはからくりがある】
- エンジェル・ダスト
- 2025/02/01 (Sat) 00:54:53